金価格(XAU/USD)は4,492.47ドルで週を終えた(3月27日引け値)。週間では+0.48%とかろうじてプラス圏を維持し、4週連続の週次下落を食い止めた。1月の高値5,594.82ドルからの下落率は約20%で、ベア相場圏に入っている。
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波乱の1週間——底打ちか、反発の持続性はあるか
今週の値動きは荒かった。週初の日曜夜間に4,507ドルでオープンした後、早朝に週安値4,130ドルまで急落。その後火曜引け後に急反発し、週高値4,600ドルを一時超えた。最終的に4,492ドルで引けたが、Kitco Newsのアーネスト・ホフマン氏が伝えた通り、この底堅い値動きがウォール街の見方を変えつつある。
Kitcoの週次アンケート(3月28日付)では、ウォール街の専門家16名のうち強気8名(50%)、弱気3名(19%)、中立5名(31%)。先週まで弱気が優勢だったのが一転し、強気と中立が大勢を占めた。個人投資家(263票)も強気53%と前週から改善した。
機関投資家の本格参入はこれから
Sprottのライアン・マッキンタイア氏は「中銀→個人投資家→ETF流入という需要の移行が進んでいる。機関投資家の本格参入はまだこれから」と述べる。イラン戦争開始後、10年債利回りが30〜40bp上昇し、金よりも国債を選好する動きが一時的に強まったが、それが一巡すれば機関投資家の資金が金に向かうとみている。
それでも年末5,000ドル——強気論の根拠
下落の中でも主要機関の年末目標は揺らいでいない。
Commerzbankのトゥー・ラン・グエン氏は年末目標を4,900ドルから5,000ドルに引き上げ、2027年末も4,800ドルから5,200ドルに上方修正した。「最近の大幅下落は持続的ではないと明確に判断。FRBはQ4から利下げを再開し、2026年中に計75bp引き下げる見通し。実質金利の低下が金保有の機会費用を削減する」と説明する。
Standard Charteredのラジャット・バッタチャリヤ氏は3か月先の目標として5,375ドルを維持。Global X ETFsのジャスティン・リン氏は年末6,000ドルを堅持し、「最近の売り込みはイラン戦争への一時的な反応に過ぎず、構造的な強気の根拠——中銀需要・地政学リスク・アジアETF流入——は変わっていない」と指摘する。
一方でFxProのアレックス・クプツィケビッチ氏は慎重だ。「株安とドル高は金にとって非常に有毒な環境。主要中銀から緩和シグナルが出るまで強気に転じない」と述べる。
下落リスクも残る
強気論が多い中で、リスクも積み上がっている。
- 高金利・ドル高の継続:原油高→インフレ→FRB引き締め観測が金の上値を抑える
- マージンコール連鎖:株式市場の一層の悪化が換金売りを誘発するリスク(2020年3月・2008年のパターン)
- 中東産油国の金売却:歳入確保目的で米国債や金を売却しているとの思惑
- 停戦→地政学プレミアム消滅:停戦合意が成立すれば、リスクプレミアムが急速に剥落するリスク
テクニカル:4,500ドルが当面の分岐点
Kitcoのジム・ウィコフ氏は「強気側の次の上値目標は4,750ドル、弱気側は今週安値の4,100ドル」と整理する。Bannockburn Global Forexのマーク・チャンドラー氏は「先週高値の4,602ドルを上抜ければ4,760ドル方向へ。下方では4,350〜4,375ドルに小サポート帯がある」と述べる。
レジスタンス
- 4,500ドル:当面の分岐点
- 4,602ドル:先週高値。上抜けで4,760ドル方向へ
- 4,750ドル:次の上値目標
サポート
- 4,350〜4,375ドル:小サポート帯
- 4,220ドル:200日指数平滑移動平均線(EMA)。最重要サポート
- 4,092ドル:200日移動平均線の正確な水準
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