3月25日、金(XAU/USD)スポット価格は+2.56%(4,588ドル)と急騰し、週間高値の4,600ドルに到達した。米国とイランの間で1ヶ月停戦交渉が進んでいるとの報道が直接の引き金となった。ただし欧州時間には4,550ドル近辺まで押し戻されており、上値の重さも残っている。
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上昇の背景——停戦交渉報道
ロイターが「米国はイランとの間で1ヶ月停戦メカニズムの導入に向けた外交努力を進めており、15項目の計画をイランに送付した」と報じた。ガーディアン紙も「交渉が来週イスラマバードで始まる可能性がある」と伝えている。
トランプ大統領は「イランがホルムズ海峡の石油流通に関する『贈り物』を提案した」と発言。ただしイランは直接交渉を否定しており、停戦合意には至っていない。
停戦期待から原油も急落し、ブレント原油は▲6%(98.31ドル)、WTIは▲5%(87.65ドル)。原油安→インフレ懸念緩和→FRB利上げ観測後退という連鎖が、無利回り資産である金への買いにつながった。
ゴールドマン・サックスは「目先の下落は正常化の一部」
CNBCが伝えたゴールドマン・サックスのダーン・ストリュベン氏(グローバルコモディティリサーチ共同責任者)の発言によれば、「直近の下落は既存の価格フレームワークに照らして驚くべきではない。金利上昇期待が投資家需要を圧迫し、マージンコールを受けた投資家が金を他資産と共に売却することもある。一部はファンダメンタルズ超過の正常化を反映している」という。
ゴールドマン・サックスは年末目標5,400ドルを維持しており、各国中央銀行が「地政学的・金融的リスクの低い資産への分散」を継続していることを根拠に挙げている。
BMOも強気維持——「上昇論は一時停止しただけ」
BMO(バンク・オブ・モントリオール)の最新予測では、2026年Q3平均4,800ドル、Q4平均4,900ドル(いずれも前回比上方修正)、通年平均4,846ドルと予測している。
BMOは「イラン戦争は金属・採掘の構造的強さを消去するのではなく、むしろそれを補強する。停戦への期待が市場に戻るまで待つだけの問題だ」と述べている。長期的な強気論——分散化、通貨価値下落、脱ドル化——は依然健在と見ている。
ワールド・ゴールド・カウンシル——「2025年トレードは解消中」
WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)のジョン・リード氏は「ゴールドはスタグフレーション環境でうまく機能するはずだが、まず一段の利益確定と清算が起きる可能性がある。2025年トレードが解消されつつあり、2026年スタグフレーション・トレードはまだ始まっていない」と述べている。
紛争開始以来、金裏付けETFから79億ドル(54.8トン)が流出しており、残高は4,117.9トンとなっている。
現在値と注目ライン
FXStreetのドワニ・メタ氏が指摘する主要水準は以下の通り。
サポート
- 4,470ドル:即時サポート(23.6%フィボナッチ付近)
- 4,401ドル:強い下値支持(23.6%フィボナッチ・旧コンソリデーション水準)
- 4,100ドル:200日SMA(今週の回復起点)
レジスタンス
- 4,600ドル:直近週間高値・心理的節目
- 4,619ドル:100日SMA(明確な上抜けが次の焦点)
- 4,637ドル:38.2%フィボナッチ
- 4,970〜4,975ドル:21日SMAおよび50日SMA(主な上値抵抗帯)
メタ氏は「ベアクロス(21日SMAが50日SMAを下抜け)が日次終値で確認されれば、近期的な弱気バイアスが強まる」と警告している。一方メンガニ氏は「4,600ドルを明確に突破して定着できれば、4,637→4,750ドル帯への道が開く」と述べる。
今後の注目点
- 来週:米イラン停戦交渉がイスラマバードで始まるかどうか。成否が金価格の方向性を大きく左右する
- イランの15項目計画への正式回答。合意なら金・原油に即時インパクト
- 次回FOMC:タカ派スタンス継続なら金の上値抑制が続く
- ベアクロスが日次終値で確認されるかどうか
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