金価格は現在、1トロイオンス5200ドル付近をめぐる攻防が続いている。
中東情勢の緊張が安全資産としての金を支える一方、米国の利下げ期待の後退が上値を抑え、相場は明確な方向感を欠いた状態となっている。
ここ1週間ほど、金相場は大きく動かず、比較的狭いレンジ内での値動きが続いている。
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中東情勢が金を支える
足元では中東情勢の緊張が続いている。
米国のトランプ大統領は「イランとの戦争は近く終わる可能性がある」と発言したが、イラン側はこれを否定。戦争の終結時期は「ワシントンではなくテヘランが決める」と強く反発している。
こうした不透明な地政学リスクを背景に、金には一定の安全資産需要が流入している。
またホルムズ海峡をめぐる緊張から、原油供給への懸念も続いている。エネルギー価格の上昇はインフレ圧力を高めるため、金融市場でも注目されている。
原油高とインフレ懸念、利下げ期待を抑制
一方で金の上昇を抑えているのが、米金融政策の見通しだ。
原油価格が高止まりするとインフレ圧力が強まり、米連邦準備制度(FRB)の利下げが遅れる可能性がある。この見方から米国債利回りが高止まりし、ドルも底堅く推移している。
金は利息を生まない資産であるため、金利が高い環境では投資妙味が低下しやすい。
そのため、安全資産としての需要がある一方で、金利環境が上値を抑える構図になっている。
金価格は5000ドルから反発
金価格は最近、心理的節目となる5000ドル付近から反発した。ただし上昇の勢いは強くなく、現在は5200ドルを上限としたレンジ相場となっている。
相場の初動では、イラン戦争のニュースを受けて金がむしろ下落する場面もあった。市場全体のボラティリティが急上昇したことで、投資家が利益の出ていた金ポジションを売却し、他の資産の損失を補う動きが出た可能性が指摘されている。
その後は売りと買いが拮抗し、金価格は方向感を欠く展開が続いている。
テクニカル面:5200ドルが重要な分岐点
テクニカル面では、5200ドルが重要な上値抵抗線となっている。この水準ではこれまで何度も上昇が阻まれており、相場の分岐点と見られている。
短期的な下値の目安としては、5140ドル付近がサポートとして意識されている。さらに下では5075ドル前後、そして4時間足の200EMAが位置する5010ドル付近が重要な支持線とされる。
一方、5200ドルを明確に上抜ければ、次の目標として5250ドル付近が意識される可能性がある。さらに上昇が続けば、3月の高値である5420ドル付近を試す展開も視野に入る。
今週は米インフレ指標に注目
市場は現在、米国のインフレ指標を注視している。
今週は
- CPI(消費者物価指数)
- PCE価格指数
の発表が予定されており、FRBの利下げ時期を占う重要な材料となる。
これらのデータがドルや米国債利回りを動かし、結果として金相場の方向感を決める可能性がある。
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