金価格は5日、中東戦争の激化を背景とした安全資産需要を受けて上昇基調を維持した。ドル安も追い風となり、足元で金は1トロイオンス=5160ドル台で底堅く推移している。
中東戦争が長期化懸念、金に資金流入
中東では、米国とイスラエルによるイラン領内への攻撃と、それに対するイランのミサイルやドローンによる広範な報復が続いており、戦闘は6日目に入った。
さらに報道によると、米海軍の潜水艦がスリランカ沖でイランの軍艦を撃沈したとされ、緊張は一段と高まっている。米国防長官ピート・ヘグセス氏は、この攻撃について「第二次世界大戦以来、敵艦への初の攻撃だ」と述べた。
こうした地政学リスクの高まりを受け、市場では安全資産である金への資金流入が続いている。
ドル安も金相場を支援
金価格を押し上げているもう一つの要因がドル安だ。
市場では、中東情勢が想定より早期に収束する可能性への期待も浮上しており、ドルはやや軟化している。
ドル建てで取引される金は、ドルが下落すると他通貨の投資家にとって割安になるため、需要が増えやすい。
ただし、戦争の行方は依然不透明だ。ニューヨーク・タイムズは、イラン情報省が米CIAに対し戦争終結に向けた協議を模索する意向を示したと報じたが、イラン側はその後この報道を否定している。
関税政策とインフレ懸念が上値の重し
一方で、金の上昇余地には一定の制約もある。
米国政府は今週、世界共通で15%の暫定関税を導入する方針を示している。
これは最高裁がトランプ政権の関税の多くを無効と判断したことを受けた措置で、従来の10%から引き上げられる。
また、原油・天然ガス価格の急騰によってインフレ再燃への懸念も強まっている。これにより市場ではFRBの利下げ観測が後退し、米10年債利回りは4.11%まで上昇した。
金は利息を生まない資産のため、金利上昇は一般的に金価格の上値を抑える要因となる。
テクニカル:上昇トレンド維持
テクニカル面では、金相場は依然として強気バイアスを維持している。
現在、金価格は上昇チャネル内で推移しており、50日指数移動平均線(EMA)を上回る水準を維持している。
短期の9日EMAも回復しており、相場は堅調な調整局面にある。
モメンタム指標であるRSI(14日)は50台半ばで推移し、過熱感は限定的。
安定した買い圧力が続いていることを示している。
今後の焦点となる水準は以下の通り。
- 上値目標
- 5,470ドル(上昇チャネル上限)
- 5,598ドル(1月29日の史上最高値)
- 下値サポート
- 5,163ドル(9日EMA)
- 5,070ドル(チャネル下限)
チャネルを下抜けた場合は、4,874ドル付近の50日EMAが次の重要なサポートとして意識される可能性がある。
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