ドル円は156円台後半へ 日銀利上げ観測後退で円安再加速か

ドル円(USD/JPY)は水曜日の取引で円安が進行し、足元では156.70円台まで上昇している。155円台半ばでの底堅さを確認した後、ドル買いが優勢となった。過去1週間続く円安トレンドが加速するかどうかが、当面の焦点である。

米連邦準備制度理事会(FRB)が引き締め姿勢を維持する一方で、トランプ大統領の通商政策を巡る不透明感が再燃し、ドルには上値の重さもみられる。地政学リスクもくすぶる中、安全資産としての円買いが入りやすい地合いとなり、ドル円には一時的な円高圧力がかかった。

しかし、日本側の金融政策見通しが円の上値を抑えている。報道によれば、高市早苗首相は先週、日銀の植田和男総裁との会談で追加利上げに慎重な姿勢を示したとされる。さらに政府はリフレ派の委員2名を日銀審議委員に指名しており、利上げペースが加速するとの観測は後退している。これが円売り要因となり、ドル円を下支えしている。

テクニカル面でも強気シナリオが意識される。200日指数平滑移動平均線(EMA)の上方ブレイクゾーンからの反発が繰り返され、その後の上昇が継続している。MACDはシグナルを上抜けて再びプラス圏に入り、上昇モメンタムの改善を示唆。相対力指数(RSI)も54前後で中立ラインを上回りつつ、過熱感には至っていない。

目先の上値抵抗は156.90円で、ここを終値ベースで明確に上抜ければ、158.40円が次のターゲットとなる。その水準を突破すれば、心理的節目の160円が視野に入る。一方、下値では155.00円が初期サポートであり、これを割り込むと153.50円が意識される。153.50円を明確に下回れば、200日EMAが位置する152.70円付近まで調整が広がる可能性がある。

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ホッホ博士
マネー比較ラボ編集部
金融市場・世界情勢・仮想通貨・FXに関するニュースや解説記事の作成、金融サービスの比較を行っています。
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