XRPは週後半にかけて下落が続き、執筆時点で1.38ドル前後で推移している。火曜日に付けた週安値1.31ドルから一時1.49ドルまで反発したものの、上値は伸びず、再び調整局面に入った。重要水準とみられていた1.40ドルを下回ったことで、短期的な地合いはやや弱含みに傾いている。
リップル、2026年に向け資金支援モデルを刷新
リップルは木曜日の声明で、エコシステム開発者向けの資金支援体制を2026年から変更すると発表した。XRPおよびステーブルコインRLUSDの発行元である同社は、従来型の集中型モデルから、より分散的な資金供給モデルへ移行する。
新モデルでは、独立組織、ベンチャーパートナー、地域ハブ、コミュニティ主導の取り組みなど、複数のチャネルを通じてビルダーを支援する体制を構築する。資金供給の入口を多様化し、スケールでの支援を可能にする狙いだ。
さらに、2026年には新規および拡張型イニシアチブの立ち上げも予定されている。代表例が「FinTech Builder Program」で、XRPL(XRP Ledger)上で機関投資家向けの金融商品を構築するスタートアップを支援する構想である。対象分野は、ステーブルコイン決済、クレジットインフラ、トークン化、規制対応型金融サービスなど幅広い。
エコシステム強化に向けた動きは中長期的には材料となり得るが、足元の価格には十分に反映されていない。
個人投資家需要は低迷 先物OIは年初来最低水準
一方で、デリバティブ市場の動向は弱さを示している。XRP先物のオープン・インタレスト(OI)は金曜日時点で約23億ドルと、前日の23.5億ドルから減少。2025年1月以来の低水準となった。
7月にはOIが109.4億ドルの過去最高を記録し、XRP価格は3.66ドルまで上昇していた。当時と比較すると、現在の水準は投資家のリスク許容度が大きく後退していることを示唆する。
OIの継続的な減少は、新規ポジション構築よりもポジション解消が優勢であることを意味する。すなわち、市場参加者は積極的にリスクを取りに行く局面ではなく、防御的姿勢を強めている。
テクニカル分析:戻りは限定的
テクニカル面では、短期的なバイアスはやや弱気だ。
価格は50日、100日、200日の指数平滑移動平均線(EMA)を明確に下回って推移している。これらは1.62ドルから2.06ドルにかけて密集しており、いずれも下向きに傾斜している。直近の反発があったとはいえ、トレンド全体は依然として下方向圧力が優勢だ。
日足チャートのMACDはシグナルラインを上回っているものの、ヒストグラムは縮小しており、強気モメンタムは限定的であることを示す。
RSIは40付近で推移し、中立水準である50を下回っている。売られ過ぎ圏に接近しているものの、依然として下方向への勢いが残る。
直近サポートは1.31ドル。これを割り込めば、さらなる下値模索の展開も視野に入る。
上値目処
上値では1.54ドルがレジスタンスとして機能する可能性がある。これは2月6日の高値に相当する水準だ。さらに50日EMAが位置する1.62ドルが戻りの上限として意識される。
この供給帯を明確に上抜ければ、100日EMAの1.83ドル、続いて200日EMAの2.06ドルがターゲットとなる。ただし、現在の出来高とOIの状況を踏まえると、持続的ブレイクアウトには力不足の印象が強い。
まとめ
・リップルは2026年に向けエコシステム資金モデルを分散化
・FinTech Builder Programなど新施策を準備
・しかし個人投資家需要は低迷、先物OIは年初来最低
・価格は主要EMAを下回り、短期的には下方向圧力
・1.54ドル〜1.62ドルが強いレジスタンス帯
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