【ドル円】介入か160円突破か 159円台半ばで「レッドライン」を睨む展開

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ドル円は159.477円で推移している(3月26日時点)。財務省が2024年に2度介入を実施した160円の手前で止まっている。週初に為替担当トップが口頭介入を行ったが、円はほぼ元の水準に戻った。

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160円手前で止まる理由——介入リスクが上値を抑制

Forex.comのジェームズ・スタンリー氏によると、160.00は財務省が「レッドライン」と市場に認識されている水準だ。2024年の介入では160円台から一時151円台まで円高が進んだ実績がある。

三村財務官は今秋月曜に「為替変動が人々の生活と経済に与える影響を念頭に置きながら、政府は常に全面的に対応する準備ができている」と発言。発言後、ドル円は一時下落したが、その後ほぼ元水準に戻っている。口先介入の効果が限定的だった事実は、ドル買い圧力の強さを示している。


ドル高が続く3つの理由

① イラン戦争によるエネルギー高が円売りを直接生む

スタンリー氏が指摘するように、ドル円と原油(WTI)の相関係数は0.88まで上昇している。日本のエネルギー輸入の約95%が中東依存だ。ホルムズ海峡の緊張が続く限り、エネルギー高は日本の貿易収支への打撃として円売りに直結する。

イラン外相は3月25日、「米国の和平提案を検討中だが直接交渉の意図なし」と表明。イラン革命防衛隊は同日、イスラエルとクウェート・ヨルダン・バーレーンの米軍基地にミサイルを発射しており、戦闘は継続している。

② FRB利上げ観測が急浮上

CME FedWatchによると、2026年12月会合での25bp利上げ確率が前日の8.2%から30.2%に急上昇した(3月25日時点)。FRB理事のマイケル・バー氏は「さらなる利下げが適切になる前に、しばらくの間、金利を安定させる必要があるかもしれない」と述べている。

現在の日米金利差は約2.75〜3.00%ポイント。利下げ期待が後退するだけでなく、利上げ観測まで台頭し、金利差縮小のシナリオが遠のいた。

③ 地政学的な有事のドル買い

FXStreetのハレシュ・メンガニ氏は「中東の地政学的不確実性が米ドルの基軸通貨としての需要を支えている」と指摘する。リスクオフ局面でも円でなくドルが買われる構図が定着しつつある。


日銀タカ派でも円が買われない構造

日銀は3月25日に1月会合の議事録を公表した。政策委員全員が「見通しが実現すれば利上げが適切」との立場で一致し、一部委員は「円安の物価への影響を念頭に置いた適時の対応の必要性」を明示した。春闘も3年連続5%超の賃上げが固まりつつある。日銀の4月利上げ確率は市場で約60%に織り込まれている。

それでも円は売られている。FXStreetのラライット・スリジャンドーン氏が指摘するように、「持続的な原油高は日本でスタグフレーション環境を生み出し、日銀の正常化努力を複雑化させる」という認識が市場を支配しているためだ。


現在値と注目ライン

スタンリー氏によると、4時間足では100期間EMAを上回り上昇バイアスを維持している。USD/JPYの大規模な長期ロングポジションが積み上がっており、介入で急落した場合にはドルクロス全体への波及が生じる構造だと警告する。

レジスタンス

  • 159.50円:直近の上値抵抗
  • 160.00円:介入警戒の最大節目。2024年に2度守られたレッドライン

サポート

  • 157.50円:先週木曜安値
  • 152.00円:2026年1〜2月安値圏

今後の注目点

最大の二択は「日本による介入」か「160円突破」だ。介入なら一時的な急落後にドル買い圧力が再燃する可能性があり、160円突破なら次の節目となる161円、162円を試す展開になる。

  • 米・イラン和平交渉(進行中):進展→原油急落→エネルギー高緩和→円高シナリオが動く
  • 4月1日:日銀短観。中東紛争の企業への影響が初めて数字で出る
  • 4月28日:日銀金融政策決定会合。約60%の確率で利上げが織り込まれている
  • 財務省の介入判断:160円突破で実弾介入の可能性が高まる

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ホッホ博士
マネー比較ラボ編集部
金融市場・世界情勢・仮想通貨・FXに関するニュースや解説記事の作成、金融サービスの比較を行っています。
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