世界のエネルギー市場は、数時間のうちに価格が激しく上下する極めて異例の事態に直面している。一時は前日比プラス30%超まで暴騰した米原油価格だが、G7による大規模な石油備蓄の共同放出検討が報じられたことで、歴史的な急反転を見せている。
G7が12億バレルの備蓄から最大4億バレルの放出を検討
市場急変の引き金となったのは、フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じたG7諸国による石油備蓄の共同放出計画だ。報道によると、原油価格の急騰を受け、G7は保有する計12億バレルの備蓄のうち、最大4億バレルを放出することを検討している。
具体的な検討内容は以下の通りとなっている:
- 国際エネルギー機関(IEA)による調整: 放出はIEAによって調整される可能性がある。
- 米国の主導と支持: 米国を含むG7のうち3カ国が、現時点でこの案への支持を表明している。
- 放出規模: 米当局者は、3億バレルから4億バレルの範囲での共同放出が適切であると考えている。
BREAKING: The G7 countries are considering a joint release of oil from reserves, potentially as much as 400 million barrels, as oil prices skyrocket, per FT.
— The Kobeissi Letter (@KobeissiLetter) March 9, 2026
Details include:
1. The release would be potentially coordinated by the International Energy Agency
2. Three G7…
2時間で15ドル急落、上昇分の半分以上を消し去る
このニュースが伝わると、直前まで高騰していた原油価格は即座に反応した。1バレルあたり108ドルを下回る水準まで急速に値を戻し、その後も下落は加速。わずか2時間足らずで15ドル以上も値を下げ、104ドルを割り込む場面も見られた。
米東部時間8日午後10時30分(日本時間:9日 午前11時30分)時点では前日比で最大+30%に達していた上昇幅は、わずか4時間足らずで+12%(100ドル付近)まで縮小。一日の上昇分の半分以上を打ち消す形となり、市場関係者は「歴史上最大級のリバーサル(反転)のひとつ」と驚きを持って受け止めている。
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市場の焦点は「上昇を完全に打ち消せるか」
現在、WTI原油価格は102.98ドル付近で推移しており、市場の関心は「この大規模な備蓄放出のニュースが、今日の上昇分をすべて帳消しにできるか」という点に集まっている。G7の決定が正式に発表されれば、さらなる価格変動が予想される。
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