金価格は反発も週足では下落へ 中東情勢とドル高が相場を揺らす

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金価格は6日、前日の下落から持ち直したものの、週足では5週間ぶりの下落となる可能性が高まっている。市場では中東情勢の緊張や原油高、米金融政策を巡る思惑が交錯し、貴金属市場の方向感は定まりにくい状況となっている。

金価格(XAU/USD)は安全資産需要の回復を背景に反発し、記事執筆時点では1オンス=約5130ドル付近推移している。ただし、中東情勢の緊迫化による原油価格上昇がインフレ懸念を強め、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待が後退したことで、週足では下落方向となる可能性がある。

米ドルの上昇も金価格の重しになっているる。FRB当局者がインフレが目標を上回る場合には追加利上げの可能性も排除していないため、ドルが強含み、ドル建て資産である金の需要を圧迫している。

また、中東情勢も市場心理を左右している。米国とイスラエルによる対イラン攻撃は7日目に入り、イランは湾岸地域へミサイルやドローン攻撃を実施し、バーレーンの製油所を攻撃したとされる。一方、イスラエルはテヘランへの空爆を続けている。米国もクウェートの大使館業務を停止したと報じられている。

さらに、トランプ米大統領はイラン側から停戦交渉の打診があったと述べたが、「すでに遅すぎる」とし、イランの軍事能力破壊を目指す姿勢を示した。一方、イランのアッバース・アラーグチ外相は停戦交渉を求めていないと発言しており、緊張は依然として高い。

市場では、今後発表される米雇用統計などの経済指標にも注目が集まっている。市場予想では2月の雇用者数増加は約5万9000人と見込まれており、金利見通しに影響を与える可能性がある。

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金・銀下落は利益確定売りが背景か

一方、FOREX.comの市場アナリスト、デービッド・スカット氏は、直近の金・銀価格の急落を巡る一般的な説明に疑問を呈している。

通常、金属価格の下落は「米国債利回りの上昇やドル高」が原因とされるが、同氏が過去1週間の相関関係を調べたところ、明確な相関は確認できなかったという。

そのため、より単純な要因として利益確定売りが背景にある可能性を指摘している。年初の大きな調整後も、多くの投資家が貴金属市場で含み益を抱えているため、他の市場で損失が出た際にポジション整理が起きても不思議ではないとしている。

またスカット氏は、最近の金や銀の値動きが「典型的な安全資産」というよりも、高ベータ資産のような激しい変動を見せることがあるとも指摘している。価格の方向感が定まらないなかで、トレーダーはニュースよりもテクニカル水準を重視して取引している可能性があるという。

金価格の注目水準

テクニカル面では、金価格は短期的には強気バイアスを維持している。価格は上昇チャネル内で推移しており、9日EMAの5140ドル付近が目先の抵抗となっている。

この水準を突破すれば、5480ドル付近のチャネル上限、さらには1月に記録した史上最高値5598ドルが視野に入る可能性がある。

一方、下値では5080ドル付近が最初のサポートとなり、この水準を割り込めば50日EMAの4883ドル付近まで下落する可能性もあるとされる。

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ホッホ博士
マネー比較ラボ編集部
金融市場・世界情勢・仮想通貨・FXに関するニュースや解説記事の作成、金融サービスの比較を行っています。
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