【金価格】5000ドル台に定着感 ただし原油高が強気派の壁に

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金価格は5000ドル台を維持しながら、上方向へのブレイクを試す展開となっている。ただし、原油高やドル高を背景とするインフレ懸念が強まる中、短期的には上値の重さも意識されている。

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5000ドルが重要な攻防ラインに

FOREX.comのジェームズ・スタンレー氏によれば、金相場は1月末の急落によって形成されたレンジ内で推移している。この急落では、価格が短期間で1000ドル以上下落したが、その後は高値・安値ともに更新されていない。

年初来からの金価格(ドル)

もっとも、強気派にとって前向きな材料もある。心理的節目である5000ドルの水準が、ここ2週間にわたりサポートとして機能している点だ。急落直後はこの水準がレジスタンスとして意識されていたが、その後は押し目で買いが入り、サポートとして定着しつつある。


重要な価格帯は5100ドルと5200ドル

週足ベースでは、1月に5600ドル付近で高値を付け、その後数日で4400ドル近辺まで下落した。その間にも5400ドルや5200ドルといった節目が相場の転換点となっており、心理的水準が短期的なトレード戦略の目安として機能している。

短期チャートでも、1月末の急落後に買い圧力が回復している様子が確認できる。5100ドル付近では売り手が防戦したものの、その過程で高値を横ばいに保ちながら安値を切り上げる「上昇トライアングル」が形成された。この形状は一般的に上抜けを示唆するパターンとされ、実際に金価格は5400ドル近辺まで上昇した。

しかし、その水準では強気派が慎重姿勢を強め、先週は再び5000ドル付近まで押し戻された。現在は、以前のレジスタンスだった5100ドルがサポートとして意識されている。短期チャートでは5200ドル付近が、強気派が守りたい重要な価格帯となっている。

仮に5100ドルを割り込んだ場合でも、5014ドルより上で高値切り上げの構造が維持されれば、上昇トレンドの余地は残るとみられている。


原油高とドル高が金の重し

一方、マクロ環境は金にとってやや逆風となっている。金価格(XAU/USD)はアジア時間に5150ドル付近で推移し、2日連続で下落した。背景には、原油価格の上昇に伴うインフレ懸念の高まりがある。

原油市場では、イランをめぐる軍事衝突の長期化観測が供給不安を強めている。主要国が協調して石油備蓄の緊急放出を行ったものの、市場では供給不足を補うには不十分との見方が広がり、原油価格は再び上昇した。

こうしたインフレ圧力の高まりは、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測を後退させている。現在の市場予想では、今年の利下げは1回程度にとどまる可能性が高いと見られている。

注目はPCEと地政学リスク

また、ドル高と米国債利回りの上昇も金相場の重しとなっている。ドル建て資産としての金は、金利上昇局面では魅力が低下しやすいためだ。

最新の米国インフレ指標では、2月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%上昇と予想通りの結果となった。食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.2%上昇だった。

市場は今後のインフレ動向を測る指標として、金曜日に公表される個人消費支出(PCE)価格指数にも注目している。

当面の金相場は、地政学リスク、原油価格、そして米インフレ指標の動向に敏感に反応する展開となりそうだ。5000ドル台のサポートが維持されるか、それとも再び下押し圧力が強まるかが、短期的な焦点となっている。

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ホッホ博士
マネー比較ラボ編集部
金融市場・世界情勢・仮想通貨・FXに関するニュースや解説記事の作成、金融サービスの比較を行っています。
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