金価格、リスクオフと利下げ観測で反発 4655ドル付近から買い戻し

金(XAU/USD)の価格は、複合的な市場心理によって上値を追う展開となった。アジア市場で4日ぶりの安値へ下落した後、リスク指標の反転と利下げ期待が買い戻しの動きを誘い、安全資産としての金に資金が流入した。米ドルの強さは引き続き上値を抑える要因となっている。

市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)による2026年の政策金利引き下げの可能性を見込む動きが強まっている。CME GroupのFedWatchツールによれば、同年に複数回の利下げが実施されるとの観測が価格の下支えとなっている。これは米労働市場の鈍化を示す米国の経済指標が寄与している面があるという。

しかし一方で、FRBの次期議長候補、ケビン・ウォーシュ氏がハト派寄りとは言い難いとの見方があり、利下げ期待には上限があるとの慎重な声も聞かれる。米ドルの持ち直しが引き続き金価格の上昇を限定する可能性も指摘される。

市場心理と安全資産需要

世界の株式市場が売られる展開が強まったことで、投資家はリスク資産から安全資産へのシフトを進めた。これが金への買い戻しを促した主要因だ。金は伝統的に市場の不透明感が強まる局面で買われやすい資産として位置付けられている。

テクニカル的ポイント

短期では4900ドル超えの維持が次の上昇シナリオの鍵となる一方、中期では移動平均線の位置関係が保たれており、トレンドは引き続き混在した局面にあるとの指摘もある。マーケットはテクニカルポイントとファンダメンタルズの両面を注視している。

参考:Forex.com

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ホッホ博士
マネー比較ラボ編集部
金融市場・世界情勢・仮想通貨・FXに関するニュースや解説記事の作成、金融サービスの比較を行っています。
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