【マネーヒント】市場が荒れる時にやりがちな最大のミスとは 専門家「慌てて市場から離れるな」

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中東情勢の緊張や株式市場の変動が続くなか、投資家が最も避けるべき行動について専門家が警鐘を鳴らしている。短期的なニュースに反応して市場から資金を引き上げてしまうことこそが、長期投資における最大のミスになりかねないという。

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目次

戦争や危機の直後は市場が乱高下する傾向

米CNBCによると、米国とイランの戦争が始まって以降、株式市場は典型的なパターンをたどっている。まずニュース直後に株価が急落し、その後はボラティリティを伴いながら回復するという動きだ。

投資会社グローバルXの投資戦略責任者であるスコット・ヘルフスタイン氏は、「地政学的な出来事は短期間のボラティリティを引き起こすことが多いが、市場は比較的早く回復する傾向がある」と指摘する。

実際、1979年以降のデータでは、戦争やエネルギー危機などの地政学イベントの後、S&P500指数は平均で1カ月後に約2.2%上昇しているという。


専門家「市場から離れることが最大のミス」

市場が不安定になると、多くの投資家は資金を引き上げたくなる。しかし、専門家はこうした行動こそが最も危険だと指摘する。

ヘルフスタイン氏はCNBCの取材に対し、「投資家が犯し得る最大のミスは、市場から資金を引き揚げてしまうことだ」と語る。

市場を離れると、その後に訪れる反発や新高値を逃してしまうリスクが高まるからだ。

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市場の“最高の日”を逃すとリターンは激減

この問題を示す典型的なデータがある。

投資信託会社ハートフォード・ファンズの分析によれば、1995年にS&P500に1万ドルを投資し2024年まで保有した場合、資産は約22万4000ドルに増える計算になる。

しかし同じ期間に最も上昇した10日間を逃しただけで、最終的な資産は約10万3000ドルと半分近くまで減少する。さらに上昇率の高い30日を逃した場合、資産は約3万8000ドルまで落ち込むという。

しかも、市場のベストパフォーマンスの半分は弱気相場の期間中に発生している。つまり、多くの投資家が悲観的になっているタイミングこそ、実は大きな上昇が起きやすい時期でもある。


下落局面は「割安で買えるチャンス」

では市場が不安定な時、投資家はどうすべきなのか。

カーソン・グループのチーフ市場ストラテジストであるライアン・デトリック氏は、「株式市場は唯一、値下げセールが起きると人々が店から逃げ出す場所だ」と皮肉る。

長期投資を前提とするなら、価格が下がった時に資金を追加することは、実質的に割安で株式を購入することを意味するという。

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長期投資ではニュースを見すぎないことも重要

モーニングスターの個人金融ディレクター、クリスティーン・ベンツ氏は、ニュースに過剰反応しないことも重要だと指摘する。

投資家は適切な資産配分を決めたうえで、積立投資などを自動化してしまうことで、市場の短期的な動きに振り回されずに済むという。

地政学リスクや経済ニュースが市場を揺らすことは今後も避けられない。しかし長期投資においては、短期的な動きに翻弄されるよりも、計画通りに投資を続けることの方が重要だと専門家は指摘している。

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ホッホ博士
マネー比較ラボ編集部
金融市場・世界情勢・仮想通貨・FXに関するニュースや解説記事の作成、金融サービスの比較を行っています。
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