為替市場では17日、米ドルが主要通貨に対してこのところの上昇分を維持する展開となった。ただし取引は薄く、市場参加者は今週発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録や米国のGDP(国内総生産)速報値に注目している。
ドル指数(DXY)は97.12付近で横ばい圏にとどまり、ユーロやポンドは小幅安。市場では、FRBが6月ごろに政策金利を引き下げるとの期待が根強い。オーストラリアの金融機関のストラテジストは、6月の利下げを予想するだけでなく、7月にも追加で1回の利下げがある可能性を示唆している。

円は弱含むものの下値は限定的
日本円は先週の上昇一服後、わずかに戻り基調をみせた。日本の直近の経済指標では、予想を下回る成長率が示されたことで政府による経済刺激策の強化観測が出ており、円相場の下支え要因となっている。
オーストラリアドルはオーストラリア準備銀行(RBA)の議事要旨が発表された後にやや弱含み、ニュージーランドドルも政策決定を控えて小幅に軟化した。
今週の焦点:FOMC議事録とGDP
投資家は、FOMCの直近会合の議事録を注視している。議事録からFRBの金融政策スタンスや利下げのタイミングに関する手掛かりが得られれば、ドル相場に影響が出るとみられる。さらに、米国のGDP速報値も週後半の重要イベントとして照準が定まっている。
また、今週は英国やカナダ、日本のインフレ指標や世界の景気動向を示す統計も発表される予定で、為替市場の材料が豊富な一週間となる見込みだ。

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