仮想通貨ドージコイン(DOGE)が下落している。週初めには0.10ドル台まで上昇したものの、その後は中東情勢の緊張を背景としたリスク回避ムードが強まり、価格は再び押し戻されている。
執筆時点でDOGEは0.090ドル台前半で推移しており、2日連続の下落となっている。
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中東情勢の緊張が仮想通貨市場にも波及
ドージコインは今週水曜日に0.104ドルまで上昇し、週間高値を記録した。しかしその後は、米国・イスラエル・イランをめぐる戦争の拡大懸念を受け、市場のボラティリティが高まり下落に転じた。
こうしたリスク回避の動きは、ドージコインだけではない。ビットコインやイーサリアムなど主要な仮想通貨も同様に調整局面に入っている。
各国政府は、イラン戦争が拡大した場合、原油やエネルギー価格が上昇する可能性を警戒している。特にホルムズ海峡などの主要海上輸送ルートが混乱すれば、インフレ圧力が再び強まり、2026年に期待されている利下げが遅れる可能性もある。
こうしたマクロ経済の不透明感が、仮想通貨市場にも影響を与えている。
個人投資家の関心低下 先物市場の資金も減少
ドージコイン市場では、個人投資家の関心の低下も目立つ。
デリバティブ市場では、先物の未決済建玉が大きく減少している。コイングラスのデータによると、DOGE先物の未決済建玉は前日の11億4000万ドルから10億4000万ドルまで減少した。
未決済建玉は2025年9月には60億ドルを超える過去最高を記録していたが、その後は下落傾向が続いている。
背景には、仮想通貨市場全体で続くリスク回避姿勢に加え、マクロ経済の不透明感や地政学的緊張がある。こうした要因が、ミームコインであるドージコインへの個人投資家の関心を弱めている。
もし未決済建玉が今後も増加しない場合、投資家の信頼回復が進まず、DOGEの価格はさらに下方向に動きやすくなる可能性がある。
テクニカル面でも下落リスク
テクニカル面でも、ドージコインの上値は重い。
現在、価格は0.090ドル付近で推移しているが、直近高値である0.104ドルからはすでに下落している。さらに、下降トレンドラインが上値を抑えており、全体として下落トレンドが続いている状況だ。
MACD(移動平均収束拡散)はシグナルラインの上にあるものの、ヒストグラムは縮小しており、上昇の勢いが弱まっていることを示している。
また、RSI(相対力指数)は40台前半に位置しており、強い買い圧力が見られない状態だ。全体として弱気構造の中で、限定的な反発が続いている状況といえる。
重要な価格水準
上値の重要な抵抗線は0.104ドル付近にある。ここには直近高値と下降トレンドラインが重なっている。
もしこの水準を明確に突破すれば、次の目標は0.11ドル、その後は100日間指数平滑移動平均線が位置する0.12ドル付近が視野に入る。
一方、下値の重要なサポートは0.09ドル付近だ。この水準を日足で割り込むと、まず0.088ドル、さらに0.085ドル付近まで下落余地が広がる可能性がある。
中東情勢をめぐる不透明感が続くなか、ドージコインは当面、下押し圧力を受けやすい展開が続きそうだ。
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