ブレント原油、地政学リスクで70ドル台回復も 2026年は軟調見通し

ブレント原油は、米国とイランの緊張激化を背景に急伸し、1バレル=70ドルを上回る水準で推移している。これは2025年6月以来の高値圏にあたる。原油高はドルを押し上げる一方、原油輸入国通貨にとっては重しとなっている。

FXStreetによれば、OCBCのシム・モー・シオン氏およびクリストファー・ウォン氏は、為替市場において地政学リスクが再び中心テーマになっていると指摘する。中東における米軍の配備増強が緊張感を高めており、ブレントは70ドル台を回復した。

ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、中東地域の航空戦力は2003年のイラク戦争以来、最も強化された水準にあるという。仮に紛争が発生すれば、世界の原油生産の約3分の1を担う地域からの輸送が脅かされる可能性がある。

もっとも、OCBCは基本シナリオを変更していない。地政学的ショックによる一時的な価格急騰はあり得るものの、需給面では供給が潤沢であり、在庫の積み増しが見込まれることから、2026年にかけて原油価格は下落基調をたどるとの見方を維持している。

短期的にはボラティリティが続く可能性があるが、供給の余力が十分である限り、年後半には価格は落ち着きを取り戻すと予想する。OCBCは、ブレント原油が年末にかけて59ドル付近まで下落する可能性があるとの見通しを継続している。

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ホッホ博士
マネー比較ラボ編集部
金融市場・世界情勢・仮想通貨・FXに関するニュースや解説記事の作成、金融サービスの比較を行っています。
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